
ちょっとミライの駐車場①
キャッシュレス・チケットレスについて
現在、日常のさまざまなシーンにおいてキャッシュレス化が進んでいます。しかし、社会全体のキャッシュレス化・チケットレス化が進む中で、未だにチケットと現金による運用がメインとなっている分野があります。それが、我々の駐車場業界です。
INDEX
キャッシュレス・チケットレス化が進まない駐車場の現状
キャッシュレス・チケットレスに対応している駐車場が増えているのも事実です。しかしながら、当社も含め、多くの駐車場では駐車券の発行による入出庫管理と現金精算が続いています。
駐車券と現金精算による駐車場は、利用者の利便性を低下させているだけではありません。駐車券の紛失対応や売上金の回収、釣銭の補充、在庫管理など、旧態依然の駐車場システムは運営者側にも大きな負担をかけているのです。
チケットレス駐車場のメリットと問題点
昨今では、ゲートを設置せず駐車券も発行しないチケットレスシステムを導入している駐車場が登場しています。このうち、車番認識カメラを活用し、車番によって料金を精算する仕組みのチケットレス駐車場について詳しく見てみましょう。
この仕組みではチケットの発券機や精算機がないため、ドライバーの入出庫時の負担を軽減し、スムーズな入出庫を実現できます。また、カメラを設置するだけの簡易的な工事で駐車場運営ができるため、運営者のコストも軽減できるシステムです。
しかし、このシステムではゲートがないため、利用者のモラルに依存する部分が多くなります。カメラが抑止力にはなるものの利用者の中には料金精算を忘れ、未精算のまま出庫する場合もあるのです。
アプリによる駐車場管理システムのメリットと問題点

利用者がスマートフォンにアプリをインストールすることで駐車場のチケットレス・キャッシュレス利用を可能にするシステムも登場しています。精算時に現金を準備する必要がなく、精算機で車を停止させる必要もないため、入出庫時のドライバーの負担を軽減するものです。
しかし、このシステムはアプリを導入したドライバーでなければ利用できず、アプリ導入時には個人情報の登録が必要になるといった課題があります。また、駐車場の運営者にもシステム導入のコスト負担が大きいといったデメリットがあり、それほど普及はしていないのが現状です。
当社開発の新しい駐車場管理クラウドシステム
「CREPE(クレープ)」

これまでにご紹介した仕組みの問題点をクリアしつつ、メリットを活かしたものが、新しい駐車場管理クラウドシステム「CREPE(クレープ)」です。CREPEは、駐車場利用のチケットレスとキャッシュレス対応を実現しました。
具体的には次のような機能が搭載されています。
- アプリ不要、QRコード(※)読み取りでどこでも精算可能
- スマートフォンを使った定期券の発行
- 割引など各種サービスのデジタル付与
- 事前のチケット販売機能
また、時間貸し利用時に施設内で買い物をした利用者に対して、スマホひとつで割引認証が行える「デジタル割引サービス」も搭載。利用者と管理者の双方の手間を省くことができます。
さらに、帳票機能の付与により、売上や利用状況も管理画面上から簡単に確認できるため、事務作業の負担を大きく軽減します。三菱プレシジョン製の機器をお使いであれば既存の機器でもCREPEの導入が可能なため、導入コストも低く抑えられます。
まさにCREPEは、ちょっとミライの駐車場を実現するシステムなのです。
CREPE(クレープ)をはじめ、駐車場のDX化やデジタル化にご興味のある方は、以下のリンクよりお問い合わせください。当社コンサルティング部より診断・ご提案いたします。
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