
ちょっとミライの駐車場④
駐車場サービスの内容が客単価に与える影響
施設に付帯する、または施設と提携する駐車場の場合、駐車料金や駐車サービスを適切に設定すれば、施設の売上を高められる可能性があります。
今回は、ちょっとミライの駐車場シリーズの第4回として、駐車場の料金設定やサービス内容が施設に与える影響について説明します。
INDEX
駐車場の有無は施設選びに大きく影響
2022年にお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ社が実施したアンケート調査よると、93.2%もの人が親子でお出かけする施設を選ぶ際、駐車場の有無が施設選びに影響するとしているのです。
また、駐車場の有無に続き、84.7%の人が駐車料金も施設選びに影響すると回答しています。1回の施設利用で許容できる金額は1,000円までが最も多く、無料でないと利用しないと回答した人はわずか3.1%という結果でした。
この調査から、特に子育て世代では、多少の駐車場料金を支払っても駐車場のある施設を利用したいと考えるケースが多いことがわかります。
参考:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000339.000026954.html
駐車場料金・サービスと客単価の関係
先に紹介したアンケート調査は、子育て世代を対象に実施したものです。しかしながら、子育て世代以外であっても、商業施設などでは駐車場の有無が施設選びに影響を与えると考えられます。なぜなら、駐車場がある施設であれば買い物をした荷物を車で運べるからです。
このことは駐車場選びだけでなく、客単価にも影響します。まとめ買いをしたい場合や大きなものを購入予定の場合などは、施設に駐車場がなければ持ち帰ることが大変です。また、車で来たから持ち帰りができると判断し、たくさんの買い物をするとも考えられるためです。
さらに、駐車場のサービス内容も客単価に影響します。〇〇円以上で駐車場が〇時間無料になるといった設定があると、施設利用者には駐車場料金を無料にしたいという心理が働き、無料サービスを利用できる金額までは買い物をしようと思うのです。
しかし、駐車場無料サービスを利用できる金額が低すぎると、客単価の向上は見込めません。反対に無料サービスを受けられる購入金額を高くし過ぎると、駐車料金を低く抑えようとするため客の滞在時間が短くなったり、施設の利用自体を控える恐れがあります。
駐車場サービスの最適な設定は三菱地所パークスにご相談を
駐車場料金や駐車場無料サービスの設定内容は、施設を利用する人の滞在時間や購入金額に影響を与えます。当社では、テナントや周辺施設の状況、利用者の行動履歴などのデータを分析しながら、客単価のさらなる向上につながる最適な駐車料金やサービスについて提案するコンサルタントサービスを提供しています。
また、スマホを使ったキャッシュレス決済を利用した、コストパフォーマンスを高める駐車場運営システムのご案内も可能です。駐車場サービスの設定にお悩みの場合は、お気軽に三菱地所パークスまでご相談下さい。